富士フイルム:デジタルマンモグラフィシステム
現在、日本人女性の12人に1人が乳がんになる時代と言われています。 乳がんの好発年齢は40代から50代とされていますが、最近では20代30代の若年性乳がんの方も増えてきています。
マンモグラフィとは、乳房専用のX線撮影装置、つまりレントゲン検査を行う装置です。 乳がんの早期発見に欠かすことのできない、最も有効な画像診断の1つです。 マンモグラフィ検査により、乳がんの初期症状である微細な※石灰化や、セルフチェックや触診ではわかりにくい小さなしこりを画像として捉えることができます。
乳房のしこり・痛み 乳頭分泌・乳頭のただれ 皮膚のひきつれ・発赤 脇の下のしこり 自覚症状はないが乳がん検診を受けてみたい
早期乳がんのサインである※石灰化や腫瘍などを映し出すことができます。
※石灰化:死んだ細胞にカルシウムが沈着した状態。良性のものと悪性のものがある。
撮影台の上に乳房を乗せ、透明な板で圧迫して薄く伸ばして撮影します。 左右それぞれの乳房に対し、上下や斜め方向からレントゲン写真を撮ります。乳房を平たく圧迫することで病変をより鮮明に写し出します。
乳房を圧迫して撮影するため、痛みを感じることがあります。 痛みには個人差がありますが、乳房の大きさにかかわらず、乳腺の発達した方のほうが痛みを感じるようです。
月経前の1週間くらいは、乳房が張って痛みに敏感になることがあります。 乳房がやわらかい状態になる月経後1週間~10日の間に検査を受けることをおすすめします。
マンモグラフィ検査は放射線技師によって行われます。
X線による放射線被ばくがありますが、自然のなかで浴びる放射線量と同程度なので、健康に影響が及ぶ心配はありません。ただし、妊娠中もしくは妊娠が疑われる方は、放射線感受性の高い胎児への影響を考えて、避けたほうがいいでしょう。